ピュアレーンとワセリンの違いが知りたい・・・
Medela (メデラ)の乳頭ケアクリーム「ピュアレーン」と「ワセリン」の違いをご紹介します。
「ピュアレーン」と「ワセリン」の主な違いは5つだけです
主な違いはこちら
それがこちらです。
- 使用目的
- 成分
- 作用
- サイズ
- 価格
ピュアレーンとワセリンの違いは、成分や作用が異なり、価格もかなり違います。
どっちがいいかですが、
▼乳頭ケアのためのクリーム!乳頭に傷ができたり、ヒリヒリしてい痛みがある場合は、ピュアレーンがおすすめ!
▼傷ができる前で、乾燥防止や毎日のケアに使いたい場合は、ワセリンも使用可
どのように違うのかを詳しくご紹介しますね。
そもそもワセリンってなに?
ピュアレーンとワセリンの比較をする前に、ちょっと補足をさせてください。
みなさん、ワセリンって何かご存じですか?
ワセリンとは、石油から得た炭化水素類を脱色、精製した保湿剤です。
石油?!と思った方、安心してください。
石油自体がもともと天然由来の成分です。
ワセリンには、肌内部へ浸透する働きはありませんが、肌の表面をしっかりとコーティングするという特徴があります。
そのため外側からの刺激を防ぐとともに、水分を皮膚の内部にとどめることで、保湿することができます。
実はワセリンには種類があります!
・黄色ワセリン
・白色ワセリン
・白色ワセリンソフト
もともとワセリンの中には、石油由来の不純物(芳香族含有化合物、硫黄化合物など)が含まれており、精製の度合いによってその含有量が変わります。基本的には、比較的精製度が低いものが黄色ワセリンです。それをさらに精製して、できるだけ不純物を取り除いたものが白色ワセリン、さらに純度を高めたものがソフトタイプと呼ばれています。
https://www.kenei-pharm.com/baby-waserin-m/column/dry-skin/column1/
ワセリンの中でも、比較的純度の高い白色ワセリンは、薬局などで手軽に購入できる保湿ケアアイテムとして人気です。一般的には純度が高くなるほど、ワセリンの色が白くなり、肌に対する刺激も少ないといわれています。
西松屋などのベビー用品売り場で目にする「ベビーワセリン」の成分には、白色ワセリンが使われていて、従来の白色ワセリンと比べてより不純物が少なく、やわらかな使い心地なのが特長です。
また無香料、無着色、パラベン(防腐剤)フリーなので、赤ちゃんにも安心して使うことができます。
Medela (メデラ)の「ピュアレーン」と「ワセリン」の違いを比較
Medela (メデラ)の「ピュアレーン」と「ワセリン」の違いを、わかりやすく比較表でご紹介します。
違う部分の比較表
Medela (メデラ)の「ピュアレーン」と「ワセリン」の違いを比較してみたら、主な違いは4つだけでした。
それがこちらです。
- 使用目的
- 成分
- 作用
- サイズ
- 価格
比較表にするとこんな感じです。
ピュアレーン | ワセリン | |
使用目的 | 乳頭ケアクリーム | 皮膚 口唇保湿 |
成分 | 天然ラノリンを100%使用 添加剤や保存剤を含みません。 | 石油から得た炭化水素類を脱色、精製した保湿剤 |
作用 | ・皮膚(角質層まで)にしっかり吸収され、肌の自然な保湿作用と似た働きをします ・自重の2倍の水分を保持することができるため、肌の保湿を自然に助けます | 肌内部へ浸透する働きはありませんが、肌の表面をしっかりとコーティングします |
容量 | 7g、37g | 60g、100g |
価格 | 高い | 安い |
詳しいそれぞれの違いがこちらです。
ピュアレーンの使用目的は乳頭ケア
ピュアレーンは唇やおむつかぶれなどのケアに使用することが可能ですが、乳頭ケアクリームとして売られています。
一方、ワセリンは皮膚 口唇保湿剤で、本来乳頭ケアを目的とした製品ではありません。
ピュアレーンは赤ちゃんが口に含む乳頭をケアする商品であるため、成分にも気を付けられていて、【そのまま授乳OK】で授乳前に拭き取る必要もありません。
クリームを塗布後、拭き取りなしで、そのまま授乳できるのは有難い!!
✅クリームをせっかく塗ったのに拭き取らないといけない
✅お腹がすいてギャーギャー泣かれている横で、慌ててクリームを拭かないといけない
✅塗っていたことを忘れて、うっかり授乳してしまった
などを気にしなくて済みますよね!
天然由来の成分使用だけど、異なる成分を使用
ピュアレーンの成分は天然ラノリン100%。無香料・無着色で添加剤や保存剤を含みません。
また、ピュアレーンは欧州薬局方(EP)、および米国薬局方(USP)基準の必要条件を満たしたメディカルグレードの高精製ラノリンを使用しています。
白色ワセリンは石油から得た炭化水素類を脱色、精製した保湿剤です。
どちらも天然由来の成分を使用していますが、成分が異なります。
赤ちゃんが口にする可能性があるなら、天然ラノリン100%、無香料・無着色で添加剤や保存剤を含まないピュアレーンを使用することをおすすめします。
皮膚へ浸透するのはピュアレーン
ピュアレーンもワセリンも肌の表面をしっかりバリアするようにコーティングしてくれるところは同じです。
違いは、ピュアレーンは角質層まで成分が吸収されますが、ワセリンは肌内部へ浸透する働きはありません。
どちらも傷を治す目的の商品ではありません。
ですが、ピュアレーンは角質層まで成分が吸収され、肌の自然な保湿作用と似た働きをするので、ワセリンより授乳中に乳首がすれたり痛んだり、亀裂が入ってしまったときに効果的と考えます。
ワセリンの方が量が多い
■ピュアレーンのサイズは7gと37gがあります。
■ワセリンは60gと100gがあります。
どちらも大きなサイズがあるので、頻繁にケアするなら大きいサイズを買った方がお得で、何度も買わなくて済みます。
一時的な乳頭ケアに使って残ってしまっても、リップケアやおむつかぶれなどのスキンケアとしての使い道があるので、使用期限内に使い切ることができます。
ワセリンの方が値段は安い
ピュアレーンとワセリンの価格を比較すると、ワセリンの方が値段は安いです。
これは、成分や製造工程などの部分の違いが価格に影響しているものと考えます。
ピュアレーンの価格(楽天、アマゾン、ヤフーショッピングを調査)は
・7g:1000円~1500円くらい
・37g:2000円~3000円くらい
※価格は目安です。送料の有無で変わります。
パッケージの違いはこちら
↓↓↓
▼Amazonはタイムセールで安くなることがあります。楽天はお買い物マラソンなどのキャンペーンが豊富!
一方ワセリンの価格(楽天、アマゾン、ヤフーショッピングを調査)は
・60gで500円~1000円くらい
・100gは1500円~2000円くらいで売られています。
※価格は目安です。送料の有無で変わります。
▼西松屋やアカチャンホンポなどで購入した方がすぐ手に入り、送料がかからず安いことも。
Medela (メデラ)の「ピュアレーン」と「ワセリン」の共通点は?
Medela (メデラ)の「ピュアレーン」と「ワセリン」の共通点は唇や皮膚に塗布OKで、使い道が乳頭ケア以外にもあるところ。
もし乳頭ケア用に購入して使い切れなかったとしても、大人にも使用することができます。
使用可能な部位は以下の通り。
ピュアレーン | ・子供のリップや乾燥したお肌(擦れやすいお耳、関節、おでこ、ほっぺ、唇、胸、おなか、背中など) ・お母さまのリップや、ハンドクリームとして、また爪の甘皮やかかとの保湿 |
ワセリン | ・顔(額、ほほ、あごなど)、耳の裏、腕や足の関節やくびれ、胸、お腹、背中、おしり ・唇 |
▼天然由来の成分で添加剤や保存剤を含まない、ママも赤ちゃんも安心して使えるクリーム
ピュアレーンはワセリンで代用できる?
ピュアレーンは値段が高い、すぐ買いに行けないなどの理由から、乳頭ケアをワセリンで代用したいと考える人もいるでしょう。
結論を先に言うと、ワセリンで代用するのはやめましょう!
ワセリンは口に入れてはいけないものなので、授乳中の乳頭保護クリームとしては使用してはいけません。
ベビーワセリンの公式サイトを調べてみても、使用可能部位に乳頭は入っていませんでした。
(使用上の注意では外用にのみ使用し、内服しないでください。となっています。)
でも、どうしても手元にワセリンしかない!
とにかく保湿したい!という人は以下の内容を参考にし、個人の判断で使用してください。
ワセリンは口に入っても大丈夫?
ベビーワセリンの公式サイトではこのように記載されています。
大量に摂取すると、吐き気、下痢などを起こす可能性がありますが、手に付着したものが食べ物を介して口に入る程度ならば、摂取しても症状はないので大丈夫です。
https://www.kenei-pharm.com/general/faq/white-petrolatum/#2070
別のサイトでは「一度に多量(体重1kgあたり約15g)に飲み込まない限り安心です。」との記載もありました。
ワセリンを乳頭に塗布した後は、必ずしっかり拭き取りをしましょう!
ワセリンの使用は推奨していませんので、ご注意を!
ピュアレーンを使った人は効果があったの?口コミを紹介
ワセリンや馬油を代用しないで、ピュアレーンを使用した人の感想・口コミを紹介します。
参考にしてみてください。
ピュアレーンにはめちゃくちゃお世話になってます!塗っても痛いのですが、塗らないと多分とっくに乳首がもげてると思います。
— おくよん@0y (@yonok222) May 29, 2024
子供のプリケツ、分けて欲しいよね!(何の話
— 幾☺︎🐘1y@時短派遣ワーママ (@yokohamama2022) May 31, 2024
しかしワセリンはただの油だから…
せめて回復力がある油…と思ったけど、ピュアレーンしか思いつかん🥲
病院行くのが1番だけど、この場合何科になるの?皮膚科かな?
ピュアレーンという乳首保湿クリームオススメです〜、洗い流したり拭き取りせずにそのまま授乳OKです!お値段そこそこしますが少量で良いので全然減らないし乳首の痛みかなりマシになりますよ!
— 花鹿(かじか) (@nA2NzagG83IIk4P) May 29, 2024
産前に買ったピュアレーン全然使わなかったから、ベビのお顔にワセリン代わりに塗ってみた👶🏻口に入っても良いみたいだから、手についた残りは私の👄に😆笑
— なないろ☺︎3/29👶🏻🎀2m (@zrgt07) May 28, 2024
ピュアレーンはこんな人におすすめ
ピュアレーンがおすすめな人は
- すでに乳頭が切れたり、傷ができてヒリヒリする人
- 赤ちゃんに頻繁に授乳をする人
- 天然由来成分で、無香料・無着色で添加剤や保存剤を含まない製品がいい
- 少しだけ使いたい人
赤ちゃんの口に入るものは、安心できるものがいい人はピュアレーンを購入してください。
授乳が頻回にある人は、毎回拭き取ることがストレスになるので、ピュアレーンの方が絶対楽です!
ヒリヒリした状態だと、拭き取りの刺激も良くないので、ワセリンはあまりおすすめではありません。
また、ピュアレーンは成分が角質層まで浸透するので、傷にも効果的です。
▼【そのまま授乳OK】で授乳前に拭き取る必要もなしだから授乳も助かる♪
ワセリンはこんな人におすすめ
ワセリンがおすすめな人は
- 天然由来成分ならとりあえずOK
- 安い保湿剤が欲しい
- アカチャンホンポや西松屋などの店舗で購入したい
- たくさん使いたい
- 拭き取りも面倒くさくない
乳頭ケアでとにかくたくさん保湿剤を使用したいならワセリンがおすすめです。
ピュアレーンより価格も安く、量も多いし、なくなったら近場で購入できるのがGOOD!
多量でなければ口に入ってしまっても大きな問題はないですが、拭き取りは必要なので、拭き取りが負担にならない人にはいいでしょう。
▼たっぷり使えて、しっかり保湿!手に入りやすいのもうれしい!
ピュアレーンとワセリンの違いは?代用できるかや効果、使い方の口コミを紹介まとめ
ピュアレーンとワセリンの違いを比較しました。
5つの違いはこちら
- 使用目的
- 成分
- 作用
- サイズ
- 価格
乳頭ケアをワセリンで代用できるかですが、代用はやめましょう。
ワセリンはお口に入れてもいい製品ではありません。
一方、ピュアレーンは乳頭ケアクリームとして販売されており、クリームを塗ってすぐの授乳もOKで拭き取りも不要。
成分がワセリンとは異なります。
赤ちゃんの口に入るものなので、ピュアレーンの成分は天然ラノリンを100%使用し、無添加、保存剤無使用で製造されています。
赤ちゃんの安全のためにも、お口に入っても大丈夫なメデラの乳頭ケアクリーム【ピュアレーン】を選びましょう!